今回取り上げる車は、フォードマスタングです。
アメリカの自由とパワーの象徴……フォード・マスタング。
車に詳しくない人でも、あのフロントグリルで走る『野生の馬』のエンブレムは見たことがあるんじゃないでしょうか。
1964年に誕生してから現在まで、一度も名前を途絶えさせることなく作り続けられている、まさに伝説の一台です。
1964年に登場した初代モデル
当時のフォードの副社長、リー・アイアコッカが『若者が買える、スポーティでかっこいい車』として開発されましたマスタング。
これが空前の大ヒットとなり、『ポニーカー』という新しいジャンルを作りました。
『秘書が乗るような車』と言われたマスタング。
これが、スパルタンなレーシングカーに変身させたのが、カスタムビルダーの「キャロル・シェルビー」です。
レースで勝てるマシンに改造してくれと頼まれたシェルビーが生み出したのが、あの有名な『GT350』です。
1965年からSCCA(アメリカ・スポーツカー・クラブ)のレースでライバルのシボレー・コルベットを圧倒し、マスタング=高性能というイメージを決定づけました。
先月レポートしました「ノスタルジック2デイズ」にも、この初代マスタングを出品している会社がありました。


そして2代目が発売された1974年。
その頃は、オイルショックで、マスタングは大きな決断を迫られます。
2代目の『マスタングII』はコンパクトで低燃費になりましたが、ファンからは『馬力が足りない』と嘆かれました。
この2代目は、今でも人気がありません。
そして
1979年に登場した第3世代、通称『フォックス・ボディ』と呼ばれるもので、再び火がつきました
5.0リッターのV8エンジンが安価で改造しやすかったため、アメリカ中の若者がストリートやドラッグストリップでマスタングを走らせました。
また、IMSA GT選手権などのレースでも大活躍し、『マスタング復活』と言われました。
1994年から販売された、4代目は3代目を引き継ぐ形で、こちらも人気があります。
が、びっくりしたのが2005年型発売された5代目です。
初代マスタングのデザインを、リデザインし、懐かしい「レトロモダン」路線が成功させました。
また、マスタングのモータースポーツ活動は加速され、いろいろなカテゴリで見ることが出来ます。
2015年から発売された6代目。
リアサスペンションが独立懸架(どくりつけんか)になり、ついに『まっすぐ走るだけの車』から『世界レベルのコーナリングマシン』へと進化を遂げました。
そして、最新の第7代目。
2022年から販売され、大変な人気になっています。
この世代では、GT3マシンで、ル・マン24時間レースにも復帰しています。
時代に合わせて姿を変えながら、根底にある『自由』や『パワー』は変わらない。それがマスタングの魅力なんでしょう。
このコーナーではおなじみの、マンガやアニメに登場する車は、人気が出る
ですが、
このマスタングは、名探偵コナンの作者、赤井秀一さんの愛車で、作品中にも登場するフォードシェルビーGT500が有名で、真っ赤なボディに白いライン。
ミニカーになるほどの人気です。
しかし、この車、映画にもかなり出ていて、
元車泥棒の兄弟の弟の為に翌日の朝までに車を何台も盗まなくてはならないという映画、
2000年の「60セカンド」、その元となった1974年の「バニシング60」の中心的な車がフォードマスタング、「エレノア」です。
年配のクルマ好きに「エレノア」の話をすると、結構盛り上がります。
この様に、歴史の有るアメリカの車、フォードマスタングの様に、
外車の中にも、お伝えしたい車は、たくさんありますので、
これからも、ご期待ください。
山下レーシング倶楽部 

