日本IBM、AIでHRCのMotoGPライダー育成を革新

日本アイ・ビー・エム株式会社は、株式会社ホンダ・レーシング用した分析基盤の構築を開始することを発表しました。さらに、日本IBMは、Honda HRC Castrol チームの公式AIパートナーとしてスポンサーシップ契約を締結し、技術・運営の両面からチームを支援していきます。

MotoGPをはじめとするモータースポーツでは、ライダーの技能、マシン特性、レース環境といった多様な要素がチームの競争力に影響します。これまでHRCでは、経験豊富な専門家がライダー候補の発掘・評価を担ってきました。本取り組みでは、こうした専門家の洞察とIBMのAIが協働することで、従来の人の判断だけでは捉えきれなかった気づきを可視化し、評価や育成の質をより高い次元へ引き上げることを目指します。


構築する分析基盤では、日本IBMのAI技術と活用知見をもとに、ライダーの特徴分析、強み・弱みの可視化、育成に向けたレポート生成AIなどをIBM Cloud上で実現します。具体的には、MotoGPの公開データを含む外部データの活用検討に加え、ライダー評価に必要な機械学習モデルを統合AI開発スタジオのIBM watsonx.ai上に構築します。またAIガバナンス・プラットフォームのIBM watsonx.governanceにより、透明性やバイアス監視、説明可能性といったガバナンス強化を果たします。さらに、データの分析には、IBMのAIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援パートナー「IBM Bob」を活用します。データ加工から分析パラメーター作成、機械学習モデル構築、結果サマリー生成まで、データ分析に必要な一連の工程を対話形式で自動化することで、迅速かつ高品質なシステム開発を可能にします。

本取り組みにより、ライダー選定・育成プロセスを、専門家の経験値とAIの分析力が相互に補完し合う、データに基づく新しい評価アプローチへと進化させます。これにより、候補者をより深く理解するためのインサイトが得られることに加え、分析に要する時間を大幅に短縮することでより多くの候補者を評価できるようになり、育成体制全体の高度化に寄与します。

日本IBMは、最先端のAI技術を活用したライダー分析とチーム支援を通じて、HRCの競技力向上と、Hondaの「世界中の一人ひとりの『移動』と『暮らし』の進化をリードする」というビジョンの実現に貢献してまいります。


日本IBM 代表取締役社長 山口 明夫のコメント

ホンダ・レーシング様とともに、AIを活用してライダー分析・育成の新たな可能性を広げる取り組みに参画できることを大変嬉しく思います。レースの世界で求められる多彩な才能を、データをもとにより多面的に捉え、個々の強みをさらに伸ばす支援につなげていきたいと考えています。日本IBMはホンダ・レーシング様のパートナーとして、テクノロジーを人の力へと変える視点を大切にしながら、チームの挑戦と未来づくりに貢献してまいります。

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