

【サイド・バイ・サイド】
この言葉は、色々な競技でも使われますが、モータースポーツでは、抜きつ抜かれつの状態を言います。
レースでは、コーナー(カーブ)に入るタイミングで、相手を抜こうと仕掛けて、コーナーを抜けるとともに抜き去るというのが、相手を抜く際の定石なんですが、2台の力が均衡していて、コーナー入り口で仕掛けているのに、抜きされない状態をこういいます。
2023年8月放送
【リザーブドライバー】
レギュラードライバーに対してのリザーブドライバーなんですが、もっと具体的に説明しますと、今回紹介したF1を例にしてご説明します。
F1は、1チーム2台の体制で運営されていますが、それ以外にテストドライバーを抱えていますが、そのドライバーがリザーブドライバーが兼任してる事が多いです。
レギュラードライバーが、ケガなどで出場できない場合に、代打でレースに参戦します。
チャンピオンシップが決定した後のレースでは、来季の準備がスタートしています。リザーブドライバーだったドライバーが、来季はレギュラードライバーに昇進することがあります。その場合、リザーブドライバーが残りのレースに参戦するケースもたまにあります。
2023年8月放送
【バックマーカー】
周回遅れの車の事を言います。
耐久レースの様に、長時間のレースでよく使われて、レースの中では、このバックマーカーをどううまく抜いて行くかが、レースのカギになることもあります。
2023年8月放送
【ディフューザー】
単語の意味としては、「拡散するもの」ですが、
一般的には、芳香剤の入った瓶にランタンスティックという棒が何本も刺さっているアロマディフーザーを思い浮かべつかと思いますが、モータースポーツでは、車の後方の空気を整えて流すためのエアロパーツで、シャシー後方の下面に取り付けられます。 1990年にマクラーレンのMP4/5Bというマシンにつけられた大きなディフューザーは、映画「バットマン」にでてくるバットモービルの様だという事で、バットマンディフューザーと呼ばれていました。
2023年8月放送
【F1カーナンバー】
車の1台1台についているカーナンバー。
これにも、ルールがあります。
国際自動車連盟(FIA)によって定められたドライバー毎の固有の番号の事で、2014年以降、ドライバーはキャリアを通してこの数字を使い続ける事が義務付けられています。
ただし、前年のチャンピオンだけは、「1」を選択する事が可能となります。
ちなみに、2013年までは、チャンピオンナンバーのカーナンバー「1」は、
前年のチャンピオンにと「」与えられ、所属するチームメイトがかーなんばー「2」を付けていました。
燃年度のチャンピオンが不在の場合、コンストラクターズタイトルチームがチャンピオンナンバーを獲得し、その際はカーナンバー「0」と「2」をドライバーが付ける事となっていました。
2025年3月放送
【ス―パーライセンス】
スーパーライセンスは、FIAが発給する最上級グレードのライセンスです。
FIAフォーミュラ1世界選手権(F1)の出場に必要なライセンスです。
スーパーライセンスを申請するためには、国際Aライセンスを所持する必要があり、
有効な運転免許証や初回のF1参戦時に少なくとも18歳以上である必要もあります。
また、シングルシーター選手権を2つのフルシーズン参戦していて、それぞれ少なくとも80%に参戦しなければなりません。
FIAが開催して居る世界選手権には、スーパーライセンス申請時に計算されるポイントが設定されてて、年間に少なくとも40点を累計している必要もあります。
そして、
過去にスーパーライセンスを取得した実績があったり、累積40点に満たない場合については、指定のF1車両をレーシングスピードで最低300km、最大2日間の間に走行したことをテストした国のASNが証明できれば、申請資格を満たすことができる場合もあります。
2025年3月放送
【F1パワーユニット】
ICE(内燃エンジン)にエネルギー回生システム(ERS)と呼ばれるハイブリッド技術を組み入れたF1の動力源の事。
レギュレーション改定によって2014年にF1に導入された1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンの事を指します。
それ以前は、純粋に機関であるエンジンでしたが、この2014年からハイブリッドシステムを組み込むようにレギュレーションがかわっららめ、それ以降はパワーユニットと呼んでいます。
2025年3月放送
【エネルギー回生システム(ERS)】
ERSとは、Energy Recovery Systemの略です。
走行するマシンから発生する各種エネルギーを回収し電気エネルギーへと変換して再利用するシステムの事です。
例をあげますと、ブレーキをかけた際に止まる力をエネルギーに変換し電気エネルギーを作ることが出来ます。
2025年3月放送
【ポーポイズ現象 (Porpoising)】
2026年のレギュレーションでは、この現象の原因となっていた車体底面の「ベンチュリ・トンネル(グラウンド・エフェクトを発生させる構造)」が廃止され、よりフラットなフロア形状に戻ります。
これにより、マシンを極端に低く硬いセッティングにする必要がなくなり、ポーポイズ現象やメカニカルな跳ね(バウンシング)が解消されることが期待されています。
2026年3月放送
【ダーティエア (Dirty Air)】
2026年のルール改正の大きな目的の一つで、
後続車が前走車の「ダーティエア」の影響を受けにくくし、より接近してバトルできるようにすることです。
複雑な空力パーツを簡素化し、乱気流(ウェイク)の発生を抑える設計へと移行しています。
2026年3月放送
【ボトミング (Bottoming)】
最初に開設しましたベンチュリ・トンネルの廃止に伴い、マシンの車高制限(ライドハイト)が高くなる方向に調整されます。
これにより、路面と底板が激しく接触するボトミングの頻度や性質も、現在のレギュレーション下とは変わることになります。
2026年3月放送
【グレーニング (Graining)】 と 【マーブル (Marbles)】
グレイニング(英:Graining)とは、タイヤ表面のゴムが削れてカスとなり、それが高温のトレッド面に触れて再付着することで、タイヤの表面がサメ肌のような細かで不規則な凹凸状になることを指す。「ささくれ」「毛羽立つ」とも形容されます。
マーブルとは、タイヤの摩耗によってコース上に散乱するタイヤカスのことです。
2026年からはタイヤの幅が狭くなります。
具体的には、フロントで25mm、リアで30mm削減されます。
タイヤが細くなることでドラッグ(空気抵抗)は減りますが、接地面積の変化によりタイヤへの負荷のかかり方が変わるため、グレーニングの発生しやすさや、コース上に散らばるマーブルの量に影響を与える可能性があります。
2026年3月放送

【アタックモード】
「アタックモード」は、決勝レース中に使用できる、一時的に最高出力を引き上げる戦略です。
アタックモードを使用するには、コース内に設置された「アクティベーションゾーン」を通過する必要があります。アクティベーションゾーンは、通常レーシングラインから外れたコーナーのアウト側に設けられています。
レース中にコーナーのアウト側というと、レーススピードを抑えて通る上に、アタックモードを使う事が他のチームにも分かってしまいます。
このアタックモードは、
レースを盛り上げるためのユニークなルールとして、2018-2019年シーズンから導入されました。
人気ゲームソフト『マリオカート』シリーズから着想を得たもので、ダッシュ板のような仕組みです。
2025年1月放送
【ファンブースト】
「ファンブースト」は、SNSの人気投票で選ばれた数名のドライバーにパワーアップが認められる仕組みです。
使用できるのは45分+1周のレース中の23分経過以降、かつ「アタックモード」作動中のみとなります。
通常レースモードの最高出力に対し、ファンブースト使用時は「アタックモード」+αの出力が可能になります。
FormulaEは、各チームが同じマシンを使用する、ワンメイクレースです。
その環境下で、いかに面白いレース展開になるようにいろいろな仕掛けを盛り込んでいます。
2025年1月放送
【ワイヤレス充電「ピットブース」】
2024-2025シーズンから導入されるとされている新しいルールです。
2024-2025シーズンのダブルヘッダー、同じ開催地で2レースを開催する週末に実施されるという事です。
フォーミュラEでは、同じ開催地で2レースを開催するフォーマットが多いのですが、その中で戦略を多様化させることが狙いので導入されているようです。
2024-2025シーズンでは、東京大会もレース開催の予定ですの、
見れるかと思われます。
2025年1月放送
【スーパーポール】
スパーポールは、「単走で予選をタイムアタックをするシステム」の事です。
普通予選では全員が決められた時間内にタイムを出し、そのタイムを競いますが、スーパーポールは、1台でのタイムアタックですので、ドライバーの腕とマシンの性能差がわかりやすいのが特徴です。
既定周回数は、
アウトラップ→アタックラップ→インラップの計3周と、1発勝負の予選となります。
しかし、参加するドライバー全員スーパーポールで予選を実施する時間は無いので、通常予選の上位者数名で実施する事が多いです。
2025年1月放送
【E-Prix】
読みとしましては、「イープリックス」
F1や2輪のMotoGPでは、「グランプリ」と言いますが、
電気自動車での世界選手権という事で「E-Prix」と言います。
ですから、2025年5月17日(土)・18日(日)に開催されます東京大会は、東京イープリックスと呼ばれます。
2025年4月放送
【e-Licence】
FIA(国際自動車連盟)がフォーミュラE世界選手権のドライバーに発行する競技ライセンスで、F1(フォーミュラ1)のスーパーライセンスと同様、e-Licenceを取得していなければフォーミュラE世界選手権に出場することはできません。
F1と違い電気に関する安全、電気自動車フォーミュラEマシンの特徴、レースシリーズの技術的およびスポーツ的側面を認識するためのFIAのトレーニングセッションを受けなければなりません。
ライセンスの発給は、FIAポイントシステムに基づき、スーパーライセンスポイントを過去3年間に20ポイント以上獲得している必要があります。もしくは、
過去にスーパーライセンスを保有していた、
また、過去のフォーミュラE選手権に3回以上参加したことがある場合も資格があります。
2025年4月放送
【タイヤ】
一般的なレースのタイヤというものは、路面の状態によって複数のタイヤが用意されていて、その中からチョイスするのが通常ですが、
FormulaEでは、メーカーはハンコックタイヤとブリヂストンタイヤが提供します、
タイヤのパターンも1つだけ、晴れだろうが雨だろうが1種類のタイヤしかありません。
しかも全チームが一緒。
このFormula Eは、全チームがイコールコンディションがキーとなっていて、
ドライバーのテクニックと、各チームの戦略で競われています。
2025年4月放送
【セーフティーカー(SC)】
セーフティーカーとは、クラッシュやパーツ飛散などのレース中のアクシデントが起きた場合や天候が荒れた際に、安全確保のためにコース上で競技車両を先導するオフィシャルカーのことを言います。
フォーミュラeのセーフティーカーをなぜ説明してるかと言いますと、役割は一緒なんですが、このセーフティーカーですが、電気自動車なんです。
電磁自動車のレースだから当たり前のように思えますが、ここまで電気自動車にこだわった大会様式がこんなところにも表れています。
2025年4月放送

【公道コース】
通常のレースは、サーキットで行いますが、人々が住んでいる街中を閉鎖してコースを作りレースを行います。
フォーミュラリージョナルでも開催された事のある、魔訶ポグランプリやF1で紹介したことの有るモナコグランプリなどがあります。
国内でいうと、東京で開催される電気自動車のレース、Formula―Eの
東京Eprixも公道レースになります。
公道レースは、比較的コース幅が狭い傾向にあるので、ちょっとのミスが即クラッシュとなるので、どらいばーの技術と度胸が試されます。
2025年11月放送
【タイヤバリア】
コースサイドに設置されているタイやおいくつか積み重ねたものです。
高速でコーナーを曲がる際にコースアウトしやすいエリアや、最終的に車速が落ちた状態で壁に激突しやすいエリアなど、特にクラッシュの危険性が高い場所に重点的に設置されます。
このタイヤバリアですが、タイヤの積み方や並べ方にもルールもあります。
2025年11月放送
【バンピー(Bumpy)】
英語の「Bump(バンプ)」、つまり「でこぼこ」や「突き上げ」を意味する言葉から来ています。
モータースポーツにおいては、路面が波打っていたり、起伏や継ぎ目が多かったりして、平坦ではない状態を指します。
バンピーな路面というのは、単に乗り心地が悪いというレベルではありません。レーシングカー、特にサスペンションが硬く設定されているフォーミュラカーにとっては、この路面の起伏が走行安定性やパフォーマンスに直結する、非常に深刻な問題となります。
車体が上下に激しく動くと、タイヤが路面から一瞬浮いてしまいます。
これは、「グリップ(摩擦力)」が失われることを意味します。
時速200キロを超える速度域でグリップが不安定になると、ドライバーは一瞬で車のコントロールを失う危険性に直面します。
市街地コースは、一般の道路を使用します。
もともと。一般の道路は、水はけをよくするために、かまぼこ状になっています。さらには普段から使用されていてサーキットの様に平らに保たれてるわけではありませんので、まさにバンピーな路面になっています。
また、
バンピーな路面は、乗りづらいだけではなく、マシン・ドライバーどちらにも悪い影響があります。
マシンの方は、先ほど説明したグリップが落ちてしまうだけでなく、
路面の凹凸により、バイブレーションが起こり、マシンの各所にダメージをあたえ、ドライバーにはそれを抑えるために筋力を余計に使うと同時に、神経もすり減らしてしまいます。
2025年11月放送
【F3・FR(フォーミュラリージョナル)】
F3とF4の中間のカテゴリがフォーミュラリージョナルと説明しましたが、
実際には、F3とフォーミュラリージョナルはかなり近い仕様となっています。
各国のローカルなF3選手権を一本化しようとしてできたカテゴリですから、そうなります。
ですが、マシンなど共通化すると、費用は削減できますが、マシン開発の競争が減ってしまい、場合によっては面白さが半減してしまう可能性もあります。
時代は、なんでもコストカットの方向で動きますが、このような技術を競う部分では、あまりこのような思考は、進めないでいただきたいものです。
2025年11月放送

【オーバルトラック】
楕円のコースをオーバルトラックと呼びます。
このコース、アメリカの方は大好きで数多くアメリカにはこのオーバルトラックがあります。
日本では、栃木県茂木にあるモビリティーリゾートもてぎにオーバスコースはありますが、あまり利用されていません。
イメージしやすいのは、陸上のトラックの自動車版と思っていただければわかりやすいかと思います。
左回りでレースをおすると、直線と左に曲がるコーナーしかないので簡単なように思えますが、左回りのコーナーがスピードが出すぎてしまい、そのまま走っていると、遠心力もあり壁をこすってしまうようになります。
それをカバーするように、バンクと言ってコース自体に角度がついていて安心力を抑えるようになっています。
2023年5月放送
【シャンパンファイト(Indy500ではミルク)】
レースが終わり、上位3位までが表彰台に上ります。
その際に、行われるのが、シャンパンファイト。
イメージとしては、プロ野球の優勝チームがビールかけをやると思いますが、それのモータースポーツ版がシャンパンファイトになります。
これの起源は、ナポレオン・ボナパルトが、戦勝記念にシャンパンかけを行ったのが始まりと言われているようです。
モータースポーツでの始まりは、1967年のル・マン24時間レースで、アメリカ製フォード・GT40とアメリカ人ドライバーで初めて成し遂げた快挙に興奮した優勝ドライバー、ダン・ガーニーが世界で初めて「シャンパンファイト」を行った、という説があります。
インディ500が変わっていまして、シャンパンファイトはせずに、牛乳で祝杯を挙げるのです。
「ヴィクトリーレーンで牛乳を飲む」という行為にもスポンサーがついていて、仮に牛乳を飲まなかった場合や、飲むのが規定のスケジュールを外れた場合は該当スポンサーからの賞金は与えられないなんてことがあるようです。
2023年5月放送
【インパクトレンチ】
レースの途中、タイヤを交換するシーンがあるかと思いますが、あれって、どうやってタイヤを止めていると思いますが?
それを実現いているのが、インパクトレンチです。
電気や空気でモーターを回し、ボルトやナットを回し、外したり閉めたりします。
みなさんがのっている自動車も自分でタイヤを交換する際には、大きなレンチでボルトを回しますが、自動車の整備工場やカー用品店でタイヤ交換などをお願いした際には、規模は違いますがインパクトレンチを使用しています。
これらの諸規模な所だと、空気圧でモーターを回すタイプを使用していて、塗装の際のスプレーや、掃除をする際のブロワーなどの圧縮空気と共用で使われていたりします。
2023年5月放送
【ウイニングラン】
レース最終周、ゴールラインを越えてから、最低1周は高巣を回ってきてメインスタンドに戻ってこなくてはいけません。
そこ1周をウイニングランと言います。
もちろん、1位になったマシンに対してです。
コースの前著言うが短い場合、2周することもありますが基本的には1周のみです。
ギリギリの勝負をしている場合、途中でガス欠となり戻ってこれなくなることがまれにありますが、その際には後続の車に箱乗りして戻ってくることもあります。
私の好きな、ルマン24時間レースは、コースの全長が長くすでに勝負がついている場合、最後の1周がウイニングランになっていて、優勝チームが編隊をくんでっゴールすることもあります。
2023年5月放送
【スタートコマンド】
あまり最近では聞きませんが、レースをスタートする際に、
スターターが、号令をかけます、それがスタートコマンドと呼ばれまして、インディ500では、レース前のイベントとして行われます。
その際のコマンドが
「Ladies and gentlemen, start your engines!(レディーズ・アンド・ジェントルマン、スタート・ユア・エンジンズ!)」
です。 ドライバーは号令がかかると一斉にエンジンをかけます。
2024年5月放送
【スプラッシュ&ゴー】
自動車の洗車機この名前で呼ばれえる事もありますが、
モータースポーツでは、
ピットインした際に、タイヤ交換をせず、給油のみでピットアウトさせることを言います。
燃料を多く積んで走ると、最高速度も、ブレーキも、さらには燃費も悪くなるので、積んでいる燃料の量も計算尽くされているのですが、ちょっと計算が合わなかったりすると、ゴールできなくなってしまうなどの判断がされて際に使われます。
が、
それを逆手に取り、スプラッシュ&ゴーを作戦に取り入れるチームもたまに見られます。
元々は、アメリカンモータースポーツ用語として生まれたようですが、
現在では、他のレースでも使われるようになっています。
2024年5月放送
【ホワイトフラッグ】
降参の意味ではありません。
フラッグが振られている前方に低速で走行している車両がいることを意味します。
レースシリーズやサーキットによって運用方法が異なるようですが、救急車やストップした車両を撤去する作業車などを低速車とみなしてホワイトフラッグを振る場合があります。
2024年5月放送
【ウエイトジャッカー】
ドライバーが車内から車高を調整できるシステムです。
レース中にタイヤ毎の車高を細かく変更することができ、これにより路面に傾斜がついているコースでも左右のタイヤの車高を変化させることで路面とのグリップ力を高めることができる。
インディーカーもで、ステアリングにスイッチがあることが多いです。
アメリカンモータースポーツの特徴でもあるオーバルコース、楕円形のサーキットで各コーナーに傾斜がついているので、それに合わせて設定することでレースを有利にする効果があります。
2024年5月放送

【フライング・フィニッシュ(Flying Finish)】
スペシャルステージ(SS)の終盤に設置された、走行スピードに乗ったまま(フライング状態で)通過する計測ラインのことです。
ラリーのSSでは、安全のために「全開で通過するライン」と「完全に停車するライン」を分けています。
2023年1月放送
【デイリタイア】
デイリタイアとは、競技中のトラブルやアクシデントにより、その日の走行(デイ)を継続できなくなった車両が、翌日以降に競技へ復帰することを指します。
一般的なモータースポーツでは「リタイア=その時点でレース終了」ですが、WRCでは独自の「再出走ルール(ラリー2規定)」があるため、この仕組みが成り立っています。
2023年1月放送
【0(ゼロ)カー】
WRCやラリー競技において、競技車両が走行する直前にコースの安全を確認するオフィシャルカーのことを「0(ゼロ)カー」と呼びます。
2023年1月放送
【リエゾン】
リエゾンとは、スペシャルステージ(SS/競技区間)とステージの間、あるいはサービスパークとステージの間を結ぶ「移動区間」のことです。フランス語で「連絡」「つなぎ」を意味します。
ラリーカーはこの区間を、一般車に混じって公道を走行します。
2023年1月放送
【オルタネーター】
まず最初に紹介するのは、オルタネーターです。
車のバッテリーを充電する役割を担うパーツです。
身近なところで言いうと、自電車のライト。
最近はLEDに代わってしまって、電池式が増えてしまいましたが、昔は、前輪の所にボトル型のオルタネーターがついていて、ボトルの口部分をタイヤに充てて、先端が開店する事で発電される仕組みが使われていました。
自動車がどんどんEV化されて行くと、オルタネータが重要な位置になってきていて、いかに走行中に発電するかなど技術革新がすさまじい場所です。
2024年10月放送
【コマ地図】
ルートマップとも呼ばれるラリーの行程を示した地図のことです。
コマ地図と呼ばれる理由は、目的地までの道順をひとつずつのコマで指図するところからそう呼ばれるようです。
交差点や分岐点、時には直進であっても確認をするための目標物が、スタートからのトータルの距離と、前のコマからの区間距離とで示されます。
最近はやりの、謎解きのヒントのようなものです。
2024年10月放送
【100%再生可能燃料】
今月紹介しているWRCでは、フランスの大手エネルギー企業、トタル・エナジーズが開発したモータースポーツ競技用の100%再生可能燃料で、従来の燃料と比較してレーシングカーの二酸化炭素排出量を65%以上削減することができるようです。
フランスを代表する産業のひとつであるワイン造りで発生する残留ワインを原料としたバイオエタノールを使っていて、フランスワインを飲みながら、「自分もSDGSに貢献している」と、慕っても面白いですね。
2024年10月放送
【レッキ】
競技コースの試走のことで、SS(スペシャルステージ)をしっかり下見し、ストレートの距離やコーナーの曲がり角度、路面の滑りやすさ、注意箇所などを確認します。
コ・ドライバーは情報をペースノートに書き記し、ラリー本番ではドライバーに最適な走り方を伝えます。
コマ地図は、WRCの様に1秒を争うようなラリーでは使用されず、
以前紹介した、デイラリーの様に指定されたコースを指定した時間で走行するような競技で使われます。
2024年10月放送
【アイテナリー】
「アイテナリー」と聞いてピンとくる方は少ないかもしれませんね。日本語に訳すと「旅程表」や「行程表」といった意味になります。
この言葉、実はラリー競技において、ドライバーやチームの行動をすべて定めた、いわばレースの「台本」のようなものです。
ラリーでは、競技期間が数日にわたることが多く、移動や整備、そして競技そのものが複雑に組み合わさっています。
この複雑なスケジュールを、ドライバーやチームが迷うことなく、正確にこなせるようにするために、この「アイテナリー」が欠かせません。
アイテナリーには、各日の起床時間から始まり、朝食の時間、そしてマシンが拠点となるサービスパークを出発する時間。そこから、最初のスペシャルステージへ向かう移動区間、つまり「リエゾン」の出発時刻と、到着しなければならない時刻。さらには、各スペシャルステージのスタート時刻とゴール時刻まで、秒単位で細かく記されています。
そして、ステージを終えたら、次は次のステージへ向かうリエゾン区間の情報、途中のサービスパークでの整備にかけられる制限時間、そして一日のレースを終えて宿泊施設へ戻る時間まで、すべてが記されています。
つまり、このアイテナリーは、ドライバーやコ・ドライバー、そしてメカニックやチームスタッフ全員が共有する、絶対的な行動指針なんです。
もし、アイテナリーに定められた時間に遅れてしまうと、それはペナルティの対象となります。たとえば、サービスパークへの到着が遅れた場合、その遅延時間に応じてペナルティタイムが加算されてしまいます。
このように、アイテナリーは、ただのスケジュール表ではなく、競技の公正さを保ち、レース全体をスムーズに進行させるための、重要なルールブックでもあります。
なぜこれほどまでに細かく決められているかというと、ラリーは公道を使いますから、交通規制をかける時間も厳密に決まっています。
また、ドライバーやコ・ドライバーの安全を確保するために、過度な疲労を避ける目的もあります。
2025年10月放送
【リエゾン】
「リエゾン」という言葉、フランス語で「連絡」「つなぐ」といった意味があります。
ラリーの世界では、この言葉がそのまま、ある重要な区間を指します。
それは、「スペシャルステージとスペシャルステージの間をつなぐ、公道区間」のことです。
ラリーは、サーキットを走るレースと違って、閉鎖された特別区間、つまり「スペシャルステージ(SS)」を何本も走って、その合計タイムで競います。
そのSSからSSへはどうやって移動するのでしょうか?
実は、ラリーカーはナンバープレートを付けていて、普通のクルマと同じように、一般の公道を走って移動します。
この移動区間を「リエゾン」と呼びます。
ラリージャパンでは、毎回、一般公道をルールを守って走るラリーカーがSNSなどに投稿されています。
2025年10月放送
【パルクフェルメ】
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、
フランス語で「閉鎖された(フェルメ)公園(パルク)」という意味です。
なんだか優雅な響きですが、モータースポーツの世界では、非常に厳格なルールを司る場所を指します。
具体的に言うと、「車両の整備や改造が厳しく制限される、管理されたエリア」のことです。
それは、レースの公正さを保つためです。
WRCにおける「パルクフェルメ」は、主に一日の競技が終了した後に設けられます。ラリーは通常、木曜日から日曜日にかけて数日間行われますが、各日の最終スペシャルステージ、つまり最終SSを終えたマシンは、そのままサービスパークに戻り、「パルクフェルメ」に収容されます。
このエリアに収容された後は、チームのメカニックは一切、マシンに触れることができません。ドライバーやコ・ドライバーも、マシンから離れて、その日の競技は終了となります。
夜間の間に、各チームが次の日に向けてこっそりと大規模な修理や改造を行ったり、エンジンのパフォーマンスを調整したりするのを防ぐためです。もしこのルールがなければ、夜中に何時間もかけてマシンを徹底的に見直し、次の日のレースで他のチームと不公平な差が生まれてしまう可能性があります。
パルクフェルメに収容されたマシンは、FIAの監視員の目が光る中で、厳重に管理されます。まさに「見張り番」がついているような状態ですね。これにより、すべてのチームが同じ条件で翌朝の競技をスタートできるわけです。
しかし、すべてが厳禁というわけではありません。
例えば、翌朝、パルクフェルメからマシンが開放されると、わずかな時間だけ、チームは「モーニングサービス」と呼ばれる短時間の整備を行うことが許されています。その日に向けての最終チェックや、簡単な調整はこの時間に行われることになります。
このように、ラリーにおける「パルクフェルメ」は、夜間の「不審な活動」を防ぎ、全チームに平等な翌日のスタートラインを与えるための、重要なルールなんです。
2025年10月放送
【インターコム】
「インターコム」とは、「インターコミュニケーション」の略で、日本語にすると「内部通信機」です。
サーキットでレースを観ていると、ドライバーが時々ヘルメットの横に付いているマイクに話しかけたり、あるいはチームから無線で指示を受けているのを目にすると思います。
あの交信に使われているのが、この「インターコム」なんです。
レーシングカーのコクピットは、エンジン音、風切り音、タイヤが路面を叩く音など、とてつもな騒音に包まれています。
そのままでは、ドライバーがチームの声を聞き取ることはできませんし、ドライバーの声もチームには届きません。
そこで活躍するのが、この「インターコム」です。
ドライバーのヘルメットには、専用のヘッドフォンとマイクが内蔵されており、これを通して、チームのピットウォールにいるエンジニアや、ラリーで隣に座るコ・ドライバーと、クリアな音声でやり取りができるようになっています。
ラリーではドライバーとコ・ドライバーがこのインターコムを通じてペースノートを共有し、コミュニケーションを取りながら走ります。
この二人の会話は、まさにレースの生命線と言えるでしょう。
この「インターコム」、実は非常に高度なノイズキャンセリング技術が使われています。
どんなに大きなエンジン音の中でも、ドライバーの明確な声だけを拾い、チームに届け、またチームの声だけをドライバーに届けることができます。
2025年10月放送
【パワーステージ】
一言で言うと、『大逆転のチャンスが詰まった、ボーナス付きのステージ』です。
通常、最終戦の最後のスペシャルステージがこれにあたるの、そう言いましたが、
ラリーは数日間にわたって何十キロ、何百キロという合計タイムを競います。でも、最終日の最後に行われるこの『パワーステージ』だけは、そのステージ単体の順位に対して、特別なボーナスポイントが与えられるます。
トップタイムを出した選手には5ポイント。
以下、2位から5位まで、4・3・2・1ポイントと加算されます。
『たった5ポイント?』と思うかもしれませんが、シーズンを通すとこの数ポイントの積み重ねが、年間チャンピオンを左右する決定打となります。
2026年5月放送
【ハイブリッド・ブースト】
最近の車は、ハイブリッドが当たり前になりましたけど、WRCのマシンにもハイブリッドが搭載されています。
でも、一般には燃費を良くするために使われますが、WRCのマシンは、違います。どちらかというと、「加速をより過激にするためのスパイス」なんです。
2022年から導入された最高峰クラス『ラリー1』のマシンには、100kW(キロワット)の電気モーターが搭載されています。
これ、馬力に換算すると約134馬力。もともとのエンジンが約380馬力ですから、合計で500馬力オーバーのパワーを引き出すためのパワーユニットなんですが、早く張りたい時にだけフルに使いゲームや映画の様にブーストボタンがあって、それを押すと・・・。
なんてわけにはいきません。
『アクセルをどれだけ踏んだか』に反応して自動的に電気が流れる仕組みになっています。
ただし、無限に使えるわけじゃありません。
ブレーキを踏んだ時に発生するエネルギーを回収して、バッテリーに『チャージ』しないと次が使えません。
2026年5月放送
【ホモロゲ―ション】
簡単に言うと、『競技に参加するための公認』の事を言います。WRCは、私たちが普段乗っている『市販車』をベースにしたレースです。
でも、勝手に改造した世界に一台だけのスーパーカーを持ち込まれたら、公平なレースになりません。
『このレースに出るなら、ベースとなる車を一般向けに何台以上、ちゃんと市販しなくてはならない』というルールがあるんです。
これがホモロゲーションです。
昔は、このホモロゲ―ションをとる為に数千台の売らないといけないという事もありましたが、ホモロゲーション・モデルいわゆるレースに出るためだけのマシンが販売されます。
三菱のランサーエボリューションとか、スバルのインプレッサWRX、トヨタのGRヤリスなどは、クルマとしても人気で、よく見かける車です。
2026年5月放送
【レッキ】
日本語で言うと『下見』。
ラリーが始まる前に行われる、とっても大事な準備作業のことなんです。
正式には『レコノサンス(Reconnaissance)』、略して『レッキ』と呼びます。
サーキットと違って、ラリーは数百キロに及ぶ道を走りますから、コースを丸暗記するのは不可能です。
そこで、本番の数日前に、実際のコースをゆっくり走って、自分たちだけの『ペースノート(台本)』を作る作業……それがレッキです。」
レッキは、普通の市販車(レッキ車)で行われ、スピード制限がめちゃくちゃ厳しいんです
昨年のラリージャパンでは、SS(競技区間)でも制限速度は時速60キロ。全車にGPSが積まれていて、1キロでもオーバーすると多額の罰金やタイムペナルティが課されることもあります。
しかも、このレッキは、2回だけしか走れません。
1回目でノートを書き、2回目でその内容が正しいかを確認します。
この様に、短い時間の中でレッキを終え、実際のラリーに向かうのです。
2026年5月放送

【チェックポイント(CP)】
ラリーレイドのコース上に設置される “必ず通過すべき地点” のこと。
CPを通過することで、
・正しいルートを走っている
・コースをショートカットしていない
・安全が確保できている
と判断されます。
CPを通過しない=重大なペナルティ
になるため、ルート戦略の重要ポイントになります。
ラリーレイドの舞台は砂漠・山岳・荒野など、
明確な“道”が存在しません。
そのため ルート管理の柱となるのがCP です。
CPがある理由はいくつかあります。
まず、
● コース逸脱を防ぐ
広大な砂漠では、好きな方向に走ってしまえるため、
CPでルートの正しさを担保します。
● 不正防止(ショートカット対策)
主催者は「どこを通ればいいか」をCPで管理します。
● 安全確認
事故が起きやすい難所の手前にCPが設けられることも多く、
通過確認により選手の安全も管理できます。
● レース管理
全車がCPを通ったかどうかで、
運営はレース状況をリアルタイムで把握できます。
2026年1月放送
【ニュートラルゾーン】
ラリーレイドのコースの中に設けられる、
“タイム計測を一時的に停止する区間”
“競技としては中立扱いのエリア”
のことです。
この区間に入ると、
選手は 競技タイムに影響を受けない状態 になり、
レースの進行とは切り離されます。
ニュートラルゾーンはレース運営側が
“安全性” と “公平性” のために設置するもので、
● 危険な道路区間の通過
公道や村の中、人が多い場所など、
スピードを出すことが危険なエリアでは
競技タイムを止めて、ゆっくり安全に通過させます。
● 給油や整備のため
特に長いステージでは、
燃料補給(Refuel)ポイント があり、
その区間がニュートラル扱いになることがあります。
● 交通規制ポイントの通過
一般車との交差点、橋の渋滞、工事区間など、
レース側が完全に管理できない区間で
不公平が起きないようタイムを中立にする。
● ルート再調整
天候悪化、事故対応、救護活動などで、
一時的に競技状況を止めるための措置として使用されることもあります。
2026年1月放送
【GPS】
一般的に普及してきているGPS、皆様の車にもついてると思います。
しかし、
ラリーレイドでの「GPS」は一般のナビとは“別物”なんです。
まず最初に理解しておきたいのは、
ラリーレイドのGPSは“カーナビのようにルート案内はしてくれない”
ということです。
ダカールラリーのような本格的なラリーレイドでは、
選手に対して
・現在位置の詳細表示NG
・目的地までのルート案内NG
・地図表示NG
という厳しい制限があります。
理由は次のとおりです。
● “冒険性”を保つため
ナビ禁止だからこそ、
・ナビゲーターの読解力
・ロードブック理解
・地形の読み取り
が勝敗を左右する。
● 公平性のため
高性能GPSを持ち込めば有利になるため、
機能を統一&制限している。
では、. ラリーレイドのGPSは何を表示するか?
制限された状態のGPSは、
以下のような 最低限のデータ しか提示しません。
・方向(コンパス)
・速度
・制限速度の警告
・ウェイポイントへの“近づいたら点灯”する通知
・危険地点のアラート
「次に右に曲がってください」などの案内はなし。
あくまで 選手自身が“地形とコマ図を頼りに”走るための補助 に過ぎないのです。
2026年1月放送
【ビバーク】
ラリーレイドにおける 選手・チームの“ベースキャンプ” です。
レース期間中、毎日移動する巨大なキャンプ地。
そこが選手たちの寝泊まりする場所であり、
整備・食事・ブリーフィングなど、すべてが行われる拠点になります。
ダカールラリーでは、1日のステージ終了後にすべての車がビバークへ戻り、
翌日のスタート地点もビバークから始まるという流れです。
ビバークはただのキャンプではありません。
ひとつの“移動する街” と言えるほど巨大でシステム化されています。
● チームサービスエリア
マシンの整備を行うスペースで、
ジャッキ、ツール、パーツ、発電機などが並び、
夜遅くまでメカニックが作業を続ける。
● 車両パーク
各クラスのマシンが整然と並ぶエリアで
ここはレース前後の点検・管理場所。
● メディカルセンター
怪我や体調不良に備える医療部隊が常駐しています。
● 競技本部(Race Control)
運営の中心部。
タイム管理・ルート変更・安全情報などが管理されています。
● ブリーフィングテント
翌日のルート・注意点を説明する会場。
● 食堂(ケータリング)
選手・スタッフに提供される食事エリア。
長距離移動後の温かい食事は何よりの救いです。
● シャワー・トイレ
砂漠のど真ん中でも、仮設ながらきちんと完備されています。
● メディアセンター
国内外のジャーナリスト・TVクルーが滞在し、
取材・編集・データ送信を行う場所。
※ダカールのビバークは1000人以上が寝泊まりする“巨大な移動都市”
2026年1月放送

【ルマン式スタート】
一般的レースがスタートする際には、ドライバーは、シートに座りシートベルトを締めシグナルが変わるのを待って、スタートするのですが、このルマン式スタートは、ドライバーは車に乗り込みません。
予選の順位順にスタートラインから、コースの片側に車を並べ、ドライバーは、車の反対側に並びます。
スタートの合図によりドライバーは車に駆け寄り乗り込み、シートベルトをして車をスタートさせる形式です。
1969年ジャッキーイクスというドライバーは、スタート時の危険を避けるため、ゆっくりと歩いて車に向かい、乗り込むとシート位置の調整をし、シートベルトをしっかり占めて、精神を落ち着かせて、出走する44台すべてがスタートした後からスタートし最終的にそのレースを優勝してしまいました。
そのこともあり、1971年からは、このルマン式スタートは行われなくなりました。現在では、バイクのレースで一部行なわれるだけで、あまり見ないさたーとの風景となりました。
2023年6月放送
【オーバーテイク】
レース中、他の車を追い抜くことを言います。
一部のレースを除いて、レースに出ている車の性能は均衡しているので、このオーバーテイクは、コーナーいわゆるカーブの入り口や出口でよく見られます。
023年6月放送
【ワークス】と【プライベーター】
ワークスとプライベーターについて、お話しします。
ワークスというのは、その車を作っているメーカーが運営するレーシングチームをワークスと言います。
それに対抗して、メーカーが生産した車をベースにレーシングカーを仕上げレースに参戦してるチームをプライベーターと言います。
ですから、レースに勝つのはワークスが多いんです。
他のスポーツでよく話題になる、大番狂わせというのが、レースの世界ではこのプライベーターが勝つという事になります。
2023年6月放送
【スリップストリーム】
これは、特にF1やMotoGPのような高速で争われるレースでよく見かける光景なんですが、
皆さんもレースを見ていて、前のクルマやバイクのすぐ後ろにピッタリとくっついて、次のストレートで一気に追い抜いていくシーンを目にしたことがあるんじゃないでしょうか?
まさに、そのときに使われているテクニックが「スリップストリーム」です。
詳しく解説すると、高速で走る車両は、その前面で空気の大きな壁を作り、それを押し退けながら進んでいます。このとき、車両の後ろには空気が渦を巻くような乱れた領域、つまり空気抵抗の少ない「低圧域」が発生します。
そして、この低圧域に後続の車両がピタリと入ると、受ける空気抵抗が大幅に減少します。
これは、まるで真空のトンネルの中を走っているような状態です。
空気抵抗が減るということは、アクセルを前回にしなくてもより高い速度を維持できたり、逆に同じアクセル開度でもより速度が伸びるというメリットがあります。この速度差を利用して、ストレートエンドで前の車両を追い越す、これが「スリップストリーム」の醍醐味なんです。
今月のテーマ、WECでは、耐久レースなので、F1などのスプリント競技と違い、スリップストリームをオーバーテイクの為に使うのではなく、燃費向上のために使ったりします。
アメリカンモータースポーツの、インディカーやNASCARのようなオーバルコースのレースでは、集団で隊列を組んで走る「トレイン」と呼ばれる現象も、このスリップストリーム効果を最大限に利用しているんです。
追い抜きだけでなく、燃費を節約する効果もあるため、戦略的な要素としても非常に重要なんです。
2025年9月放送
【スローパンクチャー】
「パンクチャー」と聞くと、タイヤがパンクして完全に空気が抜けてしまう状況を想像される方が多いと思いますが、「スローパンクチャー」は少し違います。これは、タイヤに小さな穴が開いたり、バルブにわずかな問題があったりして、空気がゆっくりと、しかし確実に漏れていく状態を指します。
完全なパンクと違って、一見するとすぐに異常に気づきにくいのがこのスローパンクチャーの厄介なところです。
レース中にドライバーが「なんかフィーリングがおかしいな」「グリップが急に落ちたな」と感じても、それがスローパンクチャーだと判断するまでには時間がかかります。
なぜなら、タイヤの空気圧は走行によって温度が上がると上昇するので、少し空気が抜けていても、一時的には見過ごされやすいからです。
しかし、空気圧が徐々に低下していくと、最終的にはタイヤのグリップ性能が著しく低下し、本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。最悪の場合、突然のバーストにつながる危険性も秘めているため、チームにとっては非常に神経を使う問題なんです。
スローパンクチャーは、コース上のデブリを踏んでしまったり、縁石に強くヒットしたり、他車との接触によって発生することがあります。
レース中にこれが発生すると、ドライバーはペースを落とし、予定外のピットストップを余儀なくされることも珍しくありません。
たかが空気圧、されど空気圧。レースの行方を大きく左右する要因の一つなんです。
2025年9月放送
【ダウンフォース】
レーシングカー、特にF1マシンなんかを見ると、やたらと大きなウイングが前後に付いています。
あのウイングこそが、この「ダウンフォース」を生み出すための重要なパーツになります。
「ダウンフォース」とは、クルマを路面に押し付ける下向きの力のことです。一般的な航空機が翼で揚力を発生させて空中に浮き上がるのと同じ原理で、レーシングカーのウイングは、逆に下向きの揚力、つまりダウンフォースを発生させるように設計されています。
なぜダウンフォースが必要なのかというと、レーシングカーはとんでもないスピードでコーナーを曲がります。
もしダウンフォースがなければ、高速でカーブを曲がろうとすると、タイヤのグリップが追いつかずに横滑りしてコースアウトしてしまいます。
しかし、ダウンフォースによってクルマが路面に強く押し付けられると、タイヤのグリップ力が劇的に向上し、より速いスピードでコーナーをクリアできるようになります。
ウイングだけでなく、フロアの下部を流れる空気の流れをコントロールしてダウンフォースを発生させる「グラウンドエフェクト」も、現代のレーシングカーには欠かせない技術です。
このダウンフォースが強力であればあるほど、クルマは路面に吸い付くように走り、高速コーナーでの安定性が増し、結果としてラップタイムの短縮に繋がります。
まさに、速さを追求するレーシングカーにとって、ダウンフォースは命綱と言えます。
2025年9月放送
【ドライブスルーペナルティ】と【ペナルティストップ】
レース中、レギュレーション違反があった場合に科せられる罰則の一つですね。この二つはセットで覚えると分かりやすいので一緒に紹介します。
「ドライブスルーペナルティ」ですが、これはその名の通り、ピットレーンを停止せずに通過するというペナルティです。
ドライバーは制限速度を守りながらピットレーンに入り、自分のチームのピットボックスの前を通り過ぎて、そのままコースへ戻ります。
この間、作業員による車両への接触や作業は一切許されません。
ピットレーンを通過するタイムロスが、このペナルティの罰則となります。
そしてもう一つが「ペナルティストップ」、または「ストップ・アンド・ゴーペナルティ」とも呼ばれますが、こちらはドライブスルーペナルティよりも重い罰則です。
ドライバーはピットレーンに入り、自分のチームのピットボックスに停止します。そして、決められた秒数(例えば5秒や10秒)の間、完全に静止していなければなりません。
この静止時間中も、車両への作業は一切禁止です。
秒数が経過した後に、改めてコースへ戻ることができます。
これらのペナルティが科せられるのは、主にフライングスタートや、ピットレーンでの速度違反、他車との接触や危険なドライビング、トラックリミット(コース外走行)の違反など、様々なレギュレーション違反があった場合です。
どちらのペナルティも、レース中に消化する必要があり、違反の内容や重大性によってどちらが科せられるかが決まります。
当然ながら、これらのペナルティを受けると、他のライバルに大きくタイム差をつけられてしまい、順位を落とすことになります。
ドライバーにとってもチームにとっても、レース戦略を大きく狂わせる痛い罰則なんです。
2025年9月放送

【チャンピオンナンバー】
基本的に1番がチャンピオンナンバーで、基本的には前年のチャンピオンが付けます。
2023年のチャンピオン、宮田莉朋(ミヤタ リトモ)選手が、海外レースに挑戦の為、参戦していない為、このチャンピオンナンバーがいないシーズンになります。
これは21年ぶりとなります。
2024年3月放送
【公式予選Q1/Q2】
スーパーフォーミュラは、予選が2回行われます。
Q1では、1位から12位、13位以降の順位を決めます。
ここでは、13位以降のスターティンググリッドが埋まります。
1位から12位に入った上位12台は、Q2に進み、そこで残りの1位から12位までのグリッドが決まります。
ここでは、駆け引きがあって12位以内に入れる力のあるドライバーは、
Q1では無理をせず、Q2に力を温存するなんてこともありとの事です。
2024年3月放送
【OTS(オーバーテイクシステム)】
2009年から導入されていて、ステアリング(ハンドル)についているスイッチで起動するシステムで、一時的エンジンのパワーが上がるというもので使用するには制限がありまして
1回のレースで上限200秒。
サーキットによって、インターバル時間が違っていて
富士スピードウェイ:120秒
鈴鹿サーキット:100秒
オートポリス:100秒
スポーツランドSUGO:110秒
モビリティーリゾートもてぎ:120秒
となっています。
2024年3月放送
【ポイントシステム】
普通のレースは、決勝のレースの上位からポイントが付与されます。
スーパーフォーミュラも基本的には同じで、1位が20ポイント、2位が15ポイント、3位が11ポイント、4位が8ポイント、5位から10位までは、6ポイントから順に1ポイントづつ減っていきます。
スパーフォーミュラは、これに加え、予選の上位1位から3位に、3ポイント2ポイント1ポイントと与えられます。
ですから、予選1位で本線1位でゴールすると、最大23ポイント入るという事で、
昨年の様に僅差でチャンピオン争いをすると、最後まで分からないという状況になり、エースを面白くしています。
2024年3月放送
【ロバンペラ・インパクト(Rovanperä Impact)】
この番組でも解説しています、WRC・世界ラリー選手権。
2022年・2023年の連続チャンピオンで、2022年には史上最年少でのチャンピオンとなった、カッレ・ロバンペラ。
この、衝撃を言います。
卓越したドライビングテクニック、そして精神面はもちろん、ラリー界の常識を覆してきたことが、それにあたります。
そして、
彼が、今年からSuprFormulaに参戦します。
以前から、ドリフトの大会にはスポットで参戦してそのテクニックを見せつけていましたが、今年は、WRCを卒業し、SuperFormulaにシリーズ参戦しています。
どの様な、インパクトがあるか、期待されています。
※2026年3月21日、GazooRacingより2026年のカッレ・ロバンペラ選手の参戦休止を発表。
2026年4月放送
【麻(ヘンプ)配合カウル】
SuperFormula は、カーボンニュートラルを念頭において、車体も開発されています。
Bcomp社のバイオコンポジット素材が使用されたカウルが使用されています
ただ単に軽く、きゅどが出せる素材としてカーボンがありますが、SuperFormula では、麻などの天然素材とカーボンの混合素材が使われています。
2026年4月放送
【カーボンニュートラルタイヤ】
YOKOHAMAタイヤでおなじみの横浜ゴムが開発を担当し、天然由来の配合剤やリサイクル素材など、再⽣可能原料の⽐率を45%まで向上させた“カーボンニュートラル対応レーシングタイヤ“が使用されています。
昨年、2025年から、供給されています。
2026年4月放送
【OTS(オーバーテイク・システム)】
ドライバーがボタンを押すと20秒間エンジンパフォーマンスが向上するシステムで、1レースで最大10回使用できます。
スーパーフォーミュラではこのシステムを攻守でタイミングよく使用する必要があります。中継を聞いていても、何度か耳にするので覚えておいてください。
2026年4月放送

【GT】
『GT』とは英語で “Gran Turismo(グランツーリスモ)” の略です。
この言葉は元々イタリア語で “豪華な旅行” “長距離を快適に速く移動するための車” という意味で使われてきました。
つまり、『GTカー』というと“長距離を速く快適に走れる車” を指します。
モータースポーツの世界では 市販車をベースにしたレーシングカーのことをGTカーと呼ぶ ことが多いです。
特に、スポーツカーをベースにした車が多く、
今回のメインテーマのSuperGTでは、トヨタのGRスープラやニッサンのZがそれにあたります。
2025年8月放送
【ピット】
『ピット』とは、
レース中にマシンが給油、タイヤ交換、修理、ドライバー交代などをする 作業スペース のことです。
レース場のコースのすぐ隣にあり、マシンがコースから外れて入る場所を 『ピットレーン』、作業を行う場所を 『ピット』 と呼びます。
基本的には、サーキットのホームストレート脇にピットは設置されていて、ピットの出口辺りに、スタートラインが来るようにサーキットは設計されています。
2025年8月放送
【フォーメーションラップ】
「フォーメーションラップ」とは
レースのスタート前に、コースを1周走行する事をフォーメーションラップと呼びます。
いわゆる、レースの準備運動のようなものです。
セーフティーカーが先導する形で、全てのマシンゆっくりとコースを1周します。
この間、ドライバーは蛇行運転をしてタイヤ表面の温度を高めたり、急ブレーキを踏んでブレーキを温めたりして、マシンの機能チェックや準備運動を行っています。
フォーメーションラップのときにマシンがゆらゆらと蛇行して走行しているのを見て「なんて乱暴な運転をするんだ!」と怒っている方をたまに見ますが、あれは、タイヤを温めているので、まったく当たり前の動作なのでご安心ください。
なお、決まりとして追い越しは禁止されているのと、フォーメーションラップ開始時に発進できなかった場合には最後尾グリッドに着くかピットスタートとなります。
2025年8月放送
【スティント】
「スティント」とは
“ピットインから次のピットインまで”の走行区間のことを指します。
つまり、
レースが始まってから最初のピットインまでが “第1スティント”、
ピットアウトして次のピットインまでが “第2スティント” と呼びます。
今回のメインテーマのSuperGTは2名のドライバーが交代でレースをします。
ですから、必ずスティントが発生します。
ピットアウトから次のピットイン迄の間と血盟しましたが、耐久レースの場合、通常はピットイン毎にドライバーが交代するのでこのような表現をしましたが、
ルマン24時間レースの様に、1名のドライバーが2時間くらい走る場合、ドライバー交代ごとにスティントと呼ぶ場合もあります。
レースの中では、このスティントが勝敗の分け目になることが多く、作業の遅延もそうですが、このスティントでの安定した走りが出来ていることが、タイヤの摩耗や燃料の消費量の計算などで正確な情報が有られるかで戦略が変わってくるので、レース観戦時には、このあたりもtyっくしてみていただけると面白いと思います。
2025年8月放送

【コーション】
英語で言うと、注意・警戒となります。
モータースポーツでの意味は、追い越し禁止という意味です。
黄色信号や、レース中の黄旗がこれにあたります。
2024年7月放送
【フルコースコーション】
レース場内に事故車が残っていてその作業の為、コース全体を追い越し禁止にする際に使われます。テレビの中継などでは、分かりやすくするために「フルコース・イエロー」と使う事もあります。
コーションとイエロー、同じ意味として使われたりします。
2024年7月放送
【水素エンジン】
カーボンニュートラルエンジンの一つ。
モータースポーツ入門で取り上げているスーパー耐久に参戦中のトヨタが
2021年から投入しているのが水素エンジンです。
トヨタが投入してから、マツダ、スバル、ホンダ、日産など多くの自動車メーカーが水素エンジンの開発を進めている。
ガソリンの代わりに水素を燃料にしたエンジンです。
機構としてはガソリンエンジンとあまり変わりませんが、ガソリンエンジンはガソリンと空気とを混ぜ合わせエンジンに送り込みますが、水素エンジンは酸素を今後する必要がありません。
その為、二酸化炭素を排出することは在りません。
水素エンジンの双璧にあるエンジンとして、燃料電池自動車(FCV)があります。
これは、車の動力として水素エンジンを使うのではなく、
電磁自動車の充電機能として水素エンジンを使用する仕組みがあります。
2024年7月放送
【バイオ燃料}
こちらも、カーボンニュートラルの一環です。
動植物などの生物資源(バイオマス)を原料とする燃料で、バイオマス燃料とも呼ばれます。
農作物や食品廃棄物、家畜の排泄物、製材廃材などを原料に精製され、地球温暖化に影響を与える化石燃料の代替エネルギーとして注目されています。
燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しますが、原料となる植物が成長過程で光合成を行うことでCO2を吸収しているため、ライフサイクル全体で見たときにCO2の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロの状態(カーボンニュートラル)になると考えられています。
バイオ燃料には、原材料や生成物によっていくつかだいひょ的なものがあります。
バイオエタノール
サトウキビやトウモロコシ、木材などのバイオマスを微生物によって発酵・蒸留することで製造する液体燃料で、ガソリンの代替として自動車などの燃料として使用されます。
・バイオディーゼル燃料
菜種やトウモロコシなどの植物性の油から製造され、ディーゼルエンジン用の燃料として使用されます。
・バイオジェット燃料
微細藻類や木材チップ、製材廃材などから製造される航空燃料です。
・バイオガス
家畜の排泄物や生ごみなどの有機性廃棄物を発酵させて生じるガスから作られ、発電や熱供給などに活用されます。 モータースポーツでは、バイオエタノールを使用することが多いです。
2024年7月放送
【ドライバー種別】
スーパー耐久のドライバーに関する基本ルールから、
スーパー耐久に参戦するドライバーは、各チーム内でA/B/C/Dと指名登録します。
その際、ドライバーAは、シリーズ通して変更することは出来ません。
2025年5月放送
【プラチナドライバー】
プラチナドライバーは、スーパー耐久を運営するスーパー耐久機構により認定されたドライバーで、現在約70名が認定されている。
認定されているドライバーは、プロの現役、もしくは近年まで現役の活躍していたドライバーで、決勝レースのレース距離の40%を超えて運転はできません。
また、
プラチナドライバーは、ST-X、ST-Z、ST-TCRクラスのみに登録可能で、ST-1~5クラスのAドライバーとしての登録はできません。
2025年5月放送
【ジェントルマンドライバー】
ジェントルマンドライバーは、スーパー耐久機構が認めた、
認めた満40歳以上のアマチュアドライバー、もしくは前年12月31日時点で満60歳以上のすべてのドライバーを言います。
ST-X、ST-Z、ST-TCRクラスのAドライバーには、必ずジェントルマンドライバーを登録しなければなりません。
また、
当初のレース時間が5時間または距離が700km以上の場合20%以上周回
5時間未満または700km未満の場合は50分間以上周回
合計乗車距離(時間)が当初のレース距離(時間)の2/3を超えてはなりません。
2025年5月放送
【エキスパートドライバー】
エキスパートドライバーは、プラチナドライバーとジェントルマンドライバー以外をエキスパートドライバーと言います。
この様に、ST-X、ST-Z、ST-TCRクラスは、プロのドライバーも参加できますが、アマチュアドライバーの参戦が多いSuper耐久では、力の均衡を保つためこのように3種類のドライバーに分類し、チーム構成を調整しています。
ST1~5に関しては、アマチュアのみの、エキスパートドライバーのみで構成されます。
ST-Qクラスがこのルールに出てきませんが、ST-Qクラスは、研究開発的なクラスなのでシリーズランキングにはかかわらないので、このルールからは除外されています。
2025年5月放送
【ウエイトハンデ】
super耐久では、サクセスウェイトを採用しています。
各レース、各クラスごとの1位から3位までにウェイトハンデを課すようになっています。
そのウェイトは、各クラスごと、レースの時間によりハンデの重量が変わっています。1位が45Kg、2位が35Kg、3位が25Kg
そして、最大のハンデ重量は、90Kg
また、シリーズ最終戦に関しては、それまでの重量ハンデから、1/3減らして積載されます。
この様に、各チームの力が均衡するようなルールによりレースが運営されてます。
2025年5月放送

【グリップ】
路面とタイヤの摩擦係数をグリップと言います。
専門用語ばかりで難しいかと思いますが、簡単に言うと
タイヤが滑らないでいることをグリップがあると言います。
雨が降ってきたりすると、タイヤが滑ってしまいますが、そんな時に、「グリップが無いなぁ」なんて使います。
2023年10月放送
【DNS】【DNF】【DNQ】
これは、リザルトと言って、レースが終わった後や、予選結果を発表などに公式に主催者から発表される結果に記載される省略後で、
DNSは、DO NOT Start スタートせず
DNFは、Do Not Finish ゴールせず
DNQは、Diqualified 失格
と、なります。
2023年10月放送
【キゾーストマニフォールド】
エンジン側にある、エンジンとマフラーを繋ぐ口を言います。
バイクですと、エンジンが見えやすい場所にありますからわかりやすいのですが、熊手の先の様にエンジンからパイプが出ていて、そこからマシンの後方にマフラーに繋がっています。
エンジンは、ほぼ鉄の塊ですからエンジンがかっこいい部分は、私的には、この部分がどう作られているかだと思っています。
2023年10月放送
【マーシャル】
レース運営を行う為の係員の総称でマーシャルと言います。
このマーシャル、専門的な知識と技術が必要かとお思いでしょうが、実は、ボランティアでまかなわれていることが多いです。
もちろん、要所要所では、プロフェッショナルな人が必要ですが、1レースで、200人から500人くらいまで必要になるので、あまり、国内のレースではボランティアは無いですね。
派遣や、アルバイトはありますが・・・
2023年10月放送
【ロータリーシフト】
車にもありますが、ギアというものがあって、エンジンとタイヤの間で、効率的に走る為にあるのですが、そのギアの変則方法の1つでして、普通は、ギアが噛んでいないニュートラルがあって、1足ギアから順に2足、3足と上がっていって、最高のギアからは先に進まなくなっています。
しかし、このロータリーシフトは、ニュートラルから、1足、2足、3足と一番上のトップギアの次に、また、ニュートラルになってしまいます。
その先は、同じく1足、2足と上がっていきます。
また、逆に下げる時にも、3足、2足、1足、そしてニュートラル、そして3段になってしまうので注意が必要です。
カブが採用していていますが、最近のモデルは、停車時にはロータリーシフトで切り替わりますが、走行時には、トップギアから先進まなくなっていて、止まっている時のみロータリーシフトになるように変わったようです。
2024年9月放送
【足着き】
これは言葉のままなんですが、
バイクを選ぶ際に、重要になるのがこの、足着きです。
バイクをまたいだ際位に、足がつくか。
教習所などでは、またいで両足が地面にべったち着くようにと言われますが、
そんなことを言ったら、私みたいに昭和の体系をしていると乗れるバイクがなくなってしまいます。
信号待ちで止まっても、バイクを支えられないとダメですが、
私は、シート高の高い、オフロードのバイクを乗っていた際には、
片足をべったり地面についていましたが、もう一方はつま先立ちでした。
軽いバイクだったので、特に問題なかったのですが、
これが、エンジンの大きいバイクなどは、立ったままこけてしまう「立ちごけ」となってしまい大変恥ずかしいのでご注意ください。
2024年9月放送
【アール】
カーブの深さを表すのに使われます。
カーブが円を描いた時の半径の長さがどれくらいなのかを表しています。
モータースポーツの中継などでよく耳にします。
有名なのは、鈴鹿サーキットの最終コーナーの手前、西側のストレートのの先にある130Rです。
F1の日本グランプリの舞台でもある鈴鹿サーキット、その中で、F1に乗るドライバーも「最難関コーナー」と呼ぶくらい難しいコーナーです。
この数字、半径の長さなので、数が小さければ急なカーブだという事です。
F1の様な4輪お車は、難しいと言っても曲がりずらいというレベルですが、バイクはそうはいきません。
鈴鹿サーキットはバイクのレースも盛んです。
バイクの場合は、カーブを曲がる時に車体を傾けて曲がります。
130Rはと言うと、直線明けの高速カーブになりますので、遠心力で、外に膨らんでしまうのを力で抑えつつ、バイクを傾け、タイヤのグリップでカーブを曲がっていく。
それを楽しんでみていただけると良いと思います。
ちなみに、
「R」は半径を表す英語、radius(ラディウス)の頭文字を取ってアールと呼ばれています。
2024年9月放送
【ウイリー】
前輪を持ち上げて、後輪のみで走る走法をウイリーと言います。
MotoGPなどのロードレースでは、ゴールが直線になるので、勝ったライダーがアピールとしてやることが多くいます。
いがいにバイク乗りは、練習をしたことの有る人も多いと思います。
2024年9月放送

【シェイクダウン】
シェイクダウンとは、新たに組み立てられた車両や改修された車両が実際の競技前に初めて走行テストを行うことを言います。
シェイクダウンは、専用のテストトラックやサーキットで行われることが一般的で、ドライバーは、加速やブレーキング、ハンドリング、さらには サスペンション、ブレーキ、電子制御システムなど、その各機能をテストしてゆきます。
一般的には、シーズンが始まる前に、その年の新型車両のシェイクダウンが行われることが多いのですが、鈴鹿8時間耐久レースでは、このレースにのみスポットで参戦するチームが多く、前年のレースが終わってからすぐに新しいマシンを作り始め、年末辺りからシェイクダウンするチームもあります。
2023年7月放送
【ピットスタート】
サーキットでは、レース中に、車が何かトラブルを起こした際に、作業を行えるスペース、ピットがスタートラインがあるメインストレートに並列して設けられています。
スタート時に、そこからレースに参加する事を言います。
本来は、スタートラインからスタートするのが通常ですが、何かの理由で規定時間にスタートラインに並べなかった車は、ピットからスタートすることになります。
例をお話ししますと、レース直前にトラブルが見つかり、スタートギリギリまで修理をしていて間に合わなかった時や、スタート直前に天気が悪くなりかけていて、スタート時の晴れ用タイヤから雨用タイヤに変えてスタートしたいのでピットからスタートするなんてことがあります。
2023年7月放送
【スティント】
スティントは、モータースポーツの中でも、ドライバーが複数名で交代しながらゴールを目指す、耐久レースですたわれる用語で、ドライバーが1回の担当で、車を運転する時間や距離を言います。 今回紹介している鈴鹿8時間耐久レースですと、多くのチームが3人のライダーが交代でドライブしますが、1回目のスティントを2時間弱づつ走行し、2回目のスティントは1時間弱づつ走行する。
なんて、作戦を立てます。
2023年7月放送
【マニュファクチャラー】
マニュファクチャラーとは、レースに参戦する車両をていきょうするメーカーの事を言います。
カテゴリによって、少し違ってきますが、
F1では、マニュファクチャラーが、チームと対になっている為、年間のチャンピオンは、ドライバー個人と、マニュファクチャラー(チーム)と別に表彰されます。
2023年7月放送
【スローゾーン】
レースの運用上の決まり事で、何かアクシデントが起こった際に、ペースカートと言って、抜くことの許されない車をコースに入れて、競うことなく周回させることがあるのですが、コース上決まった場所にスローゾーンは設定され、パースカーがいない場合でもこの設定区間はスロー走行しなければならないというルール。
これはルマンの様にコースが長くペースカーがレース全体で運用できない場合に設定されます。
2024年6月放送
【フルコースイエロー】
これも、レース運用上の決まり事でして、セーフティーカーを導入するほどでもないが、コース上の安全を考慮して使用することがあります。
全てのレースで、これが使用されるわけでは無く、カテゴリやレース毎に運用のルールを決めて実施される。
基本的には、コース上での追い越しが禁止され、車両の速度は80km/hに制限されます。
規定速度は、レースによって規定する事が可能で、スーパー耐久では80キロではなく50キロと決められている。
2024年6月放送
【サクセス・バラスト】
これは、ウェイトハンデの事で、
参加する車両がより実力が均衡するように、レースの結果によってウェイトハンデを課すことがあります。
国内のレースですと、SupeGTが、シリーズ戦の成績に応じて各車両にウェイトが加算されていくサクセスウェイト制をとっています。
2024年6月放送
【サクセス・ハンディキャップ】
サクセスバラストも含まれるのですが、実力が均衡するように行う規制の事で、パワーユニット/エンジン出力の制限なども含めてそういわれる。
具体的にはリストラクターと言って、エンジンに燃料を送る量を制限するもので、エンジンパワーを抑制できるもので、
ハンデキャップだけでなく、燃費などの関係で出力の調整でも使用されることがあります。
2024年6月放送
【クイックチャージ】
クイックチャージというと、最近ではスマホの高速充電で耳にしたりしますが、
モータースポーツの世界では、給油の機会を指します。
EWCでは、2003年から採用され、各チームが使用しています。
この機会を使用すると、24リットルのガソリンが4秒で入ってしまいます。
入れる技術が上がっていますが、これを実現するにはバイクのタンク側にも特別な仕組みがありまして、通常の車やバイクの給油口って1つしか穴が無いと思いますが、このクイックチャージを使用する場合、穴が2つ空いています。
一つは、給油をするのですが、もう一つはタンク内の空気を抜く多恵の穴になります。これがある事で高速に給油が可能になっています。
ちなみに
実際のレースの中では、タイヤ交換と給油を行って、10秒を切るくらいで実施されます。
2025年7月放送
【スペアマシン】
Tカーとも呼ばれます。
レース参戦するにあたり、メインのマシンが調子が悪い場合に、交換可能なマシンを用意しています。
それが、スペアマシンです。
とは言え、いつでも交換できるとなると、レースとして成り立たなくなってしまうので、EWCでは、Topのマシンが3周を消化した場合、ピットボックスから取り除かなければならないとなっています。
2025年7月放送
【ワークス】と【プライベーター】
このワードは、以前にも説明したかともいます。
ワークスが、メーカーの資本で運営されるチームで、プライベーターは、メーカー以外の資本で畝委されるチーム。
具体的に、解説するとチューニングパーツのメーカーなどが、自身の資金でチームを作り参戦する形です。
今回説明したいのは、EWCに参戦しているチームで、ワークスチームですが、運営はプライベーターが委託を受けて運営しているパターンがあります。
それが日本のメーカー、スズキのワークスチームです。
チューニングメーカーのヨシムラが運営をしています。
今後、このようなパターンも多く出てくるのかもしれません。
2025年7月放送
【インラップ】と【アウトラップ】
その前にラップを説明しましょう。
ラップとは、サーキットを1周する事を指しまして、1周・2周を、1ラップ・2ラップと言います。
それを踏まえて、
インラップを解説します。
「インラップ」の“イン”は「ピットイン」の“イン”。
つまり、次の周にピットに入るための周のことを「インラップ」と言います。
この時は、タイヤが既に使い切れていたり、燃料がギリギリだったりと、ラップタイム落ちていたりします。
アウトラップとは、
逆に“ピットアウト”の“アウト”。
つまり、ピットから出てきた直後の周回のこと言います。
このときは、
タイヤが新品だったり、ガソリンが満タンだったりするのですが
タイヤがまだ冷えてて滑りやすかったり、感覚がちょっとズレてたりして、気をつけて走る必要があります。
このインラップ、アウトラップがレースの中で勝敗を分けるケースも少なくありませんので覚えていていただけると、観戦が楽しくなると思います。
2025年7月放送

【トラクション】
経済用語でも使われるようですが、モータースポーツでは、タイヤが地面をつかみ進んでいく力、推進力を言います。
車が急発進する際に、タイヤが空転して「キュルキュルキュル」とすごい音お立てることがあると思いますが、空転しないようにコントロールする事をトラクションコントロールと言います。
モータースポーツの世界では、このシステムの搭載を許さないカテゴリもあります。ドライバーの腕を試す部分でもあるので、当然ですね。
2023年9月放送
【バースト】
言葉の意味としては、爆発する。破裂するなどの意味がありますが、モータースポーツの用語としては、タイヤが走行中に破裂することを言います。
暑い夏には、一般のニュースでもたまに、高速道路で車のタイヤがバーストして・・・。などと報じられることもありますが、レースでは、高性能のタイヤを使用している関係で、過酷な環境下ではよく発生します。
特に、ラリーなどのオフロードでのレースでは、頻繁に圧制し、スペアタイヤを車に搭載する場合もあります。
2023年9月放送
【パワーユニット】
これはそのまま、エンジンの事です。
と言っても、今回紹介したエクストリームEもそうですが、電気自動車での、レースも増えてきていますのでモーターもこれに当たるので、パワーユニットと呼ぶことが増えてきました。
2023年9月放送

【ピット】
燃料補給やタイヤ交換・修理などを行う整備所をピットと言います。
サーキットで言うと、メインスタンドの有るストレートに設置されることが多い。
これは各チームなるべく平等になるようにほぼイコールコンデションになる、メインスタンドの前に設けられます。
2023年11月放送
【パドック】
ピット裏のスペースのことを指します。
チームのトランスポーター、モーターホームなどがあり、ドバイバー・チーム関係者などがサーキット内で過ごす場所となります。
一般の方は入れないように思えますが、春に行ったつくばサーキットなどもそうですが、サーキットによっては、チケットにより入れたりしますので、ぜひ確認してみてください。
2023年11月放送
【モーターホーム】
パドックに設置する、各チームが用意したレーサーや関係者がレース期間中過ごす場所です。
F1などの大きなレースに参戦するチームだと。
トレーラーの荷台部分がキャンピングカーの様に居住スペースになったものです。
2023年11月放送
【ポディウム】…ラリー用語
日本語では表彰台と言います。
優勝者が一番高い位置に立ち、2位、3位の順に低い位置に立って
表彰式の際には、そこで選手にトロフィーやメダルが授与され場所ですが、今月のテーマで話しているラリーで元来、表彰台を使っていませんでした。
というのも、ラリーはサーキットの様にゴールに観客が集まるようなスタンドなどが無く、優勝したマシンに優勝したドライバーとコドライバーがそれに乗り上げ勝利を味わうという光景が多かったのですが、主催側でポディウムを用意数ケースが多くなってきています
そのせいか、ラリーでは、国内でも表彰台と言わず、ポディウムと言うようになってきています。
2023年11月放送
【ノービス】
初心者クラスの事を言います。
バイクの方が使う機会が多いかもしれません。
最近ではあまり使わない言葉になってしまっていますが
かつては、バイクのレースのカテゴリに
ノービスクラスと言ってジュニアクラスのさらに下のクラスがありました。
2024年4月放送
【アウトインアウト】と【クリッピングポイント】
コーナーを速く走るためのドライビングテクニックで、理想的なコーナリングラインのことを言います。
コーナーリングを3つのステップに分けて考え「コーナー進入時はコース外側=OUT」を
「コーナー通過中はコース内側=IN」に「コーナー脱出時はコース外側=OUT」
これ、理想的ではありますが、教習所では教えてくれません。
私が免許を取った際には、たまにヤンチャな共感が教えてくれていましたが講義では、話されていませんでした。
教習所では、車線の真ん中を走りましょうと教えてくれますからそれに合わせてクリッピングポイントをアウトインアウトで言うとインのの部分でカーブの内側に一番近づく地点を言います。
カーブを曲がる際に、アウト:外側からアクセルを戻し減速して入り、イン:カーブの内側に向かって一番内側に来た時にはコーナーを抜けるところまで、ほぼ直線になるようになったら、アクセルを踏み始め、アウト:コーナーを抜けるという動作になります。
2024年4月放送
【カウンター】もしくは、【カウンターステアー】
車両の進行方向と逆にステアリングを切ること。
オーバーステアが出てスピンモードに陥った際などに行う操作を言います。
ドリフトなどで車が横を向いてまがっていくのは このカウンターを応用して走っています。
2024年4月放送
【スリックタイヤ】
溝の無いタイヤを言います。
一般の車のタイヤは、溝があり全天候で使用できるように作られています。
スリックタイヤは、レース専用のタイヤで、高速で走ることでタイヤと地面の摩擦によりタイヤの表面を溶かしながら車と地面を吸い付かせるようにして走ります。
それに対して、一般のタイヤはラジアルタイヤと言いいます。
2024年4月放送
【ダウンフォース】
走行する自動車に対して空力によって発生する、自動車を地面に押さえつけ
る力です。
レーシングカーは、早く走る為にタイヤと地面の摩擦が重要で、
高速で走る為には、摩擦力こっれをグリップと呼ぶのですが、グリップを上
げるためには車を重くして地面に押し付ける必要があるのです。
その為に、車自体を重くすると、今度は重くて速く走ることが出来ない。
そこで活用されるのがダウンフォースで、
飛行機が飛ぶために期待を浮かす角度とは逆の角度が付いたウイングや車
体の計上で地面に押し付けています。
2024年12月放送
【DRS(Drag Reduction System)】
次に紹介するのは、「ドラッグリダクションシステム」です。
ドライバーが操作して動かすことが出来る、後部のウイングの事で、
F1 にて、2011 年から採用されています。
レース中に、直線ではダウンホースを減らしより早く、コーナーではグリップ
を上げるためにダウンフォースを増やすなど、
コースの特性によりちょうせいし、より早くコースを早く走る為の機能です。
この様な可変ウイングは昔からいろいろな仕組みが導入されていて、
1960 年代に、アメリカの自動車メーカー「シャパラルカーズ」が
Can-Am こと「カナディアン‐アメリカン・チャレンジカップ」や、ルマン
24 時間レースなどの耐久レースに出走させたマシンが、可変ウィングを採用し
成功した最初の車かと思います。
ちなみにですが、この「シャパラル」というのは、南西部の砂漠地域に住む飛
ぶことのできない鳥の名前で、日本名は「おおみちばしり」と言いいます。
私の会社でもある、ロードランナーの別名でもあります。
2024年12月放送
【風洞】
次に紹介するのは「風洞」です。
空気の流れを見えるようにする為に作られた空洞で、
そこに、縮小模型などを置き、各署の風速や風圧、気流の乱れなどを観測する
ことが出来ます
モータースポーツというよりも自動車開発の際に使用され、
車の形状を設計する際に使用されます。
精密なレーシングカーを用いて、車体の形状だけでなく、ウイングの角度や大
きさなども試作し、風洞で試すことにより、空力性能を向上させてゆきます。
2024年12月放送
【ロリポップ】
ピットストップの際にマシン正面に出される指示標識のことで、
本来の意味は 「棒付きキャンディー」で、
形がそれに似ていることからロリポップと呼ばれている。
基本的には、ピットに入ってきた車に対して、クルーがタイヤ交換や燃料補給
など作業をしている事をドライバーに知らせるためのもので、作業が終わると
標識を裏返して、発信してよい事を伝えます。
ですから、
表面に「BRAKE(ブレーキ)」、裏面に「1ST GEAR(1 速)」等と書かれてい
ます。
これは、ルールで決まってる者ではなく、各チームによりかかれているものが
違います。
スポンサーロゴ入りのロリポップを使うチームもなかにはあります。
2024年12月放送
【ピットスタート】
ピットスタートとは、
その名のとおり、レースが始まったあと、ピットレーンからコースに入っていくスタート方法です。
スタートのシグナルがグリーンになって、他のマシンがグリッドから一斉に走り出した後、ピット出口の信号が青に変わると、ピットにいる車もようやくコースインできます。
なぜ、ピットからスタートしなければいけないか、そうなってしまうには
大きく分けて理由は2つあります。
一つはペナルティ。
予選で何らかのルール違反がが見つかった場合、例えば、予選中に危険行為があったり、装備などの不備があったりすると、ピットスタートの裁定が下されることがあります。
もう一つは戦略的な選択。
たとえば「予選で使ったタイヤをレースで使わないといけない」などのルールがある場合、それを回避するためにあえてピットからスタートし、タイヤの自由選択という利点を取りにいくこともあります。
当然、ピットスタートは不利な面が多いです。
スタートの混戦に参加できず、最下位からの追い上げになるので、前に出るのは困難になります。
でも、最初のラップでの接触リスクを避けられるし、自由なタイヤ選択でロングスティントを狙うなど、逆に展開次第では上位フィニッシュも可能になることもあります。
実際、過去には、ピットスタートから表彰台に上がったドライバーもいます。
スタートで出遅れたから、レースが終わってしまうなんてないんです。
2025年6月放送
【ホールショット】
ホールショットとは、スタート直後の最初のコーナーに、一番最初に飛び込んだドライバーやライダーのことを指します。
この言葉、特にバイクレースやモトクロス、カートなどでよく使われる言葉ですが、四輪レースでも同じ概念はあります。
スタートのリアクション、クラッチのつなぎ、加速、ライン取り——すべてが完璧に決まったとき、ホールショットを決めることができるんです。
実は、ホールショットを取るとレース展開がグッと有利になります。
特にモトクロスやバイクレースのように、抜くのが難しいコースでは、先頭に立つことがレース全体の主導権を握るカギになるんです。
他のマシンに前をふさがれず、自分のペースで走れるので、精神的にもリズムが作りやすいと言われています。
先ほど解説した「ピットスタート」の際に、まったく、逆のことを話したかと思います。
スタートの混乱を避けて・・・、など
しかしこのホールショットは、まったく逆の発想です。
スタート時に混乱するのは、一斉に各マシンがスタートし、コース場が混雑するからです。
しかし、ホールショットを取ったマシンは、先頭です。
まったく、混雑していないんです。
一番早い車が、一番安全なんですね。
2025年6月放送
【ジャンプスタート】
ジャンプスタートとは、正式なスタートシグナルが出る前に、マシンが動き出してしまうこと。
つまり、フライングです。
レースによって呼び方が異なることもありますが、意味は共通しています。
F1では信号が消える前に動いたらジャンプスタート、二輪レースなどでも目視やセンサーで厳しくチェックされます。
スタートの瞬間は、各ドライバーやライダーは、
わずか0.1秒でも早く反応できれば、何台も前に出られる可能性がある。
先ほど説明したホールショットを取れるかもしれない、その想いが、
そのギリギリを狙いすぎて、ほんの少しでも動いてしまうと「ジャンプスタート」扱いになり、ペナルティの対象になってしまいます。
ジャンプスタートが確認されると、多くのレースではドライブスルーペナルティ、もしくはストップ・アンド・ゴーという非常に重い罰が科されます。
つまり、せっかく得たアドバンテージがすべて消えるどころか、むしろ大きなタイムロスになってしまいます。
なので、トップドライバーたちはスタートの練習を何百回もして、タイミングを身体に染み込ませているんですね
2025年6月放送
【セーフティーカー】
レース中に事故や悪天候などで安全が確保できなくなったとき、一時的にレースの流れをコントロールするために登場する特別な車のことです。
レースのリーダー、つまり1位を走っている車の前に出て、隊列を整えてスピードを制限しながらコースを何周かします。これによって、マーシャルと呼ばれるコースの作業員が安全に事故車の撤去などを行えるわけですね。
セーフティーカーは基本的に市販車が使われますが、かなり性能が高い車が使われています。
先日、お話ししましたFormua-Eでは、電気自動車「ポルシェ タイカン ターボ GT」が使われると紹介しましたが、F1だと、今期は、アストンマーティン ヴァンテージというスーパーカーが採用されています。
なぜ、このような高性能な車が、セーフティーカーとして選ばれるのか?
それはレーシングカーのスピードにある程度ついていけないと、レーシングカーのタイヤ温度が下がってしまって危険だからなんです。
さらに、ドライバーももちろんプロ。普通の運転ではなく、レース中の状況判断も求められる、かなり重要な役目なんです。
2025年6月放送
山下レーシング倶楽部